ベビーもママもパパも喜ぶ赤ちゃんルーム
イオンモール福岡 赤ちゃんルーム(授乳室) リニューアル
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美津濃株式会社(MIZUNO) 様
美津濃株式会社(以下、ミズノ様)は、大阪府に本社を構える総合スポーツメーカー。
「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」を経営理念に掲げ、スポーツの価値を活用した商品・サービスの開発を行っています。
当社は30年以上にわたってミズノ様と同じ視点でものづくり・ことづくりをするパートナーとして歩み、空間事業を通じてプロモーション活動を成功させてきました。子どもから大人まで、すべての消費者の商品購買につながる展示空間創造のみならず、ブランディングに至るまで、ともに挑戦を続けています。
MIZUNO OSAKA CHAYAMACHI |
トータルプロデュースの取り組みとして、本社ビルの空間プロモーション、また大阪・茶屋町に旗艦店としてオープンした直営店プロジェクトに参画しました。
大阪本社ビルの1階・2階デザインのプランニングから携わり、マーケティングの情報収集から設計・施工までを担当しました。その経験から、直営店を淀屋橋から茶屋町に移転する際に、当社よりライフスタイルに寄り添うショップを提案。スポーツのある暮らしを考え、体験し、進化させることができる空間を創造しました。
よりミズノ様の“想い”を伝えられる空間づくりを実現するため、ミズノ様の長い歴史を紐解くところからスタート。依頼内容や目的を反映するだけのディスプレイではなく、文献を読み込み、歴史と商品・サービスを熟知したうえで、「あるべき姿」のブランディング提案を行いました。
それまでは、展示会出展や商談会などのイベントを中心に携わっていましたが、常設展示を通してさらにミズノ様の歴史や商品への理解を深めていきました。また、東京・神田にあるMIZUNO TOKYOのリニューアルプロジェクトの参画にもつながり、知識や経験を発揮しました。
2021年は、初開催の法人・官公庁・自治体様向け展示商談会にも参画。長年スポーツ分野の展示商談会を担当してきた実績から、ミズノ様から「展示商談会のあり方」を提案してほしいというご依頼をいただき、消費者のインサイトや他社の動向など、空間ソリューションの先に踏み込んだ訴求アイデアを提案しました。さらに空間プロモーションに限らず、会社としてのブランディングにも携わりました。
ミズノ様からは、「会社に関して、ミズノの社員並みに詳しい」と期待値以上の知識について驚かれました。当社が提案した展示商談会の空間構成やディスプレイが評価され、2022年のMIZUNO EXHIBITIONでは、展示商談会における全事業部の空間プロモーションもトータルで行っております。
大きな転換期となったのは、ランニング事業のプロモーションで力を合わせ新しいチャレンジに取り組んだ2007年のマラソンイベントの出展ブースです。当時ミズノ様にとっても新しいチャレンジでした。
ミズノ様からいただいたのは、「海外で展開しているミズノブランドのイメージを日本でも統一して展開したい」というご要望です。これを実現するため、ミズノ様の担当者と一緒に海外のマラソン大会の出展ブースの視察へ赴き、試行錯誤の末にプランニングしました。
2007年のマラソンイベントでのブースを共につくり上げることができたことで、ミズノ様が本社を構える地での大阪マラソンも第1回から携わっています。特に初年度は、プロモーションに加えて物販どちらも成功できるかが要でしたが、結果的に想定を上回る賑わいをみせ、大盛況のブースとなりました。現在ではホノルルマラソンEXPOのブース出展もサポートしています。
当社とミズノ様がチーム力を強化し始めるきっかけとなったのが、約30年前のゴルフ事業部との関わりです。商談会およびゴルフフェア出展を通じ、今まで以上にお客様に向き合いたいという思いを実現するため、ともに手を取りチャレンジを開始しました。
例えば、ビジュアルと空間をより最適なものにできるよう、もともと個別に動いていたグラフィック会社やデザイン会社などの関連企業と、空間デザインについて積極的にコミュニケーションをとりました。企業を越えて連携することで、より総合的なソリューションを提供するチームの構築に至りました。
他にも小売店の店舗提案、デパートのゴルフウェアの売り場づくりなども担当。ミズノ様の想いを形にしてお客様に届けられるよう、ブランドイメージや機能性をふまえ、商談・購入の検討につながるユーザー目線での設計も行いました。
さまざまな空間ソリューションの提案により、当社は30年にわたって、ミズノ様のお客様の目線を考えたものづくり・ことづくりに取り組んできました。
バイヤーに強いインパクトを与える、心に残るようなディスプレイの形を模索するため、例えば、当時空間ディスプレイでは「置く・吊る・貼る」展示が定番でしたが、従来にはなかった「浮かす」という選択肢を提案。新しい展示の形で、ユーザーにインパクトを与えると共に、製品が軽量であることをアピールできる展示を行いました。
当日にうまく製品が浮かない......などのトラブルもありましたが、今までにないユニークなディスプレイが完成しました。来場したお客様にも喜んでいただけたのみならず、SNSで拡散されるなど大きな反響を残しました。
「これでいい」ではなく、常に「もっと良くしたい」という追求心を持って、プロモーションの半歩先を見据えることを意識しています。ときにはミズノ様の担当者と手を取り、プロジェクトごとに目的やブランディングの方向性を定義したり、ブランドコンセプトから提案したりすることも。共に戦っていくパートナーとして、今後もミズノ様のプロモーション成功や新たなチャレンジに力添えできるような存在であれるよう、尽力していきます。
ディスプレイ業界が過渡期にあると言われる昨今。今後、より他社と差別化を図るためにも、デジタルツールの使用やインタラクティブな空間展示なども、積極的に実施していきます。
また人とのつながりが希薄になりつつある現代において、空間を人と人がつながるメディアとしてとらえ、新たなPR空間を創造していきます。