史跡の魅力と考古学的価値を高めるARアプリ開発!
YAMATO 桜井周遊ARガイド
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大分県竹田市にある国史跡「岡城跡」の広さは実面積でおよそ100万㎡に及び、東京ドーム(46.755㎡)の22個分に相当します。岡城は川岸からそそり立つ姿から「難攻不落」と言われた天然の要塞でした。岡城は文治元年(1185年)に築城されたとされ、幾度も争いや火災などに見舞われながらも明治7年(1874年)に取り壊される時まで、竹田の地にあり続けました。今も当時の隆盛を思わせる石垣がそびえ立っています。
「岡城時空散歩 ARガイド」は、岡城を歴史散策するためのナビゲーションシステム。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などのIT技術を活用し、かつて岡城にあった建物を擬似的に再現し、姿を重ね合わせて展示することで、岡城本来の姿を国内外の観光客を含む登城者に体感してもらうことが大きな目的です。また、岡城跡の随所に設置したARマーカーと連動し、岡城に来なければ得られない体験を提供します。
竹田市から提示された課題は岡城を見学する観光客を増やすことでした。観光客の利用を高めることを主眼として、岡城のアプリは必ず使ってもらうことを第一に目指し、開発しました。
竹田市「再生まちづくりプロジェクト」のにぎわいを創出させるコンテンツとして観光ARアプリの導入を計画しました。広大な敷地を有する岡城見学の情報を整備するには、外国人を含めた観光客の増加に不可欠な基本的な整備から、見学に付加価値を与えるエンターテインメント的な要素までさまざまなものが考えられ、これらに優先順位を付けて、整備していくことが望ましいと考えました。
主に基本的なサイン整備(看板・案内板・標識)、外国人観光客への対応、魅力ある見学コースの整備などにおいてARやVRなど最新システムを導入し、また誰でも簡単にSNSが利用できるデジタルマップを設置しました。28カ所のコンテンツはすべて細部まで作り込み、利用者の現在地やマーカーポイントの位置などを明確にする機能を設け、使いやすくしました。
大分・竹田
2020月08月01日
調査・情報収集 / コンテンツ構成 / 3DCG復元 / デザイン制作 / 映像制作 / WEB制作 / 原稿・翻訳(5ヶ国語) / ARアプリ開発 / マーカーポイント設置工事
「第40回ディスプレイ産業賞(2021)」奨励賞 受賞 「第55回日本サインデザイン賞」入選