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ショールームの設計・デザインで押さえるべきポイント。実際の事例をもとに解説

目次

企業がお客さまとの接点を持つために、有効な手段の一つである「ショールーム」の設置。

ショールームは、製品の展示やサービスの体験によってその魅力を伝えたり、ブランドアイデンティティや歴史を表現して企業への理解を促進したりと、多様な目的で活用できます。

今回は、そんなショールームを設置する際に押さえておきたい、設計・デザインのポイントを詳しく解説します。

ショールームの設計・デザインとは


ショールームとは、製品やサービスの展示を行う部屋、または施設全体のこと。ここでは、そんなショールームの設計・デザインについて基礎知識をご紹介します。

設置目的に応じて設計・デザインを工夫する

ショールームは次のようなさまざまな目的で活用されており、その設計・デザインはこうした “達成したい目的” に大きく左右されます。

  • 製品の展示
  • サービス体験の提供
  • ブランドアイデンティティや歴史の表現
  • 製品提案のためのコミュニケーション など

ショールームを設置するにあたっては、まずは目的を明確にした上で「どのような空間をつくり、どのような工夫を施すか」を検討することが大切です。

例)

【設置目的】
①新規ソリューションを提案すること
②ブランドアイデンティティを体感してもらうこと

【設計・デザインの工夫】
ソリューションの導入イメージを具体的に持ってもらうために「量販店」「飲食店」などの活用シーンを再現した展示(①)と、事業に対する姿勢や目指す未来を表現した展示(②)を実施。またエントランスからショールームまで全体のデザインで、“リーディングカンパニーとしての存在感と先進性、挑戦” を表現する(②)。

これからのショールームは情報発信の拠点へ!

新型コロナウイルス感染拡大を受け、大型展示会の開催やイベントへの出展が難しくなり、企業にとって商談機会の減少が一つの課題となりました。

こうした状況を背景に加速しているのが、ショールームの「オンライン利用」です。

例えば、製品・サービスの展示を行うショールームにスタジオ機能を持たせた「発信型ハイパーショールーム」などを設置することで、感染対策をしながら、地域を問わず多様なお客さまに情報を届けることが可能に。プロモーションの機会は大幅に広がります。

またお客さまに対してはもちろんのこと、新入社員向けのオンボーディング施策や新製品・サービスについての社内研修にも活用できるなど、企業にとってショールームは総合的な情報発信の拠点になり得るのです。

株式会社フジヤでは、リアルとオンラインをかけ合わせた発信型ハイパーショールーム「The BASE」へのリノベーションを手がけております。既存のショールームを活用しながら、プロモーション機能の強化や情報発信の活性化を目指したい方は、ぜひショールームづくりの実績が豊富な当社にご相談ください。

「The BASE」について、詳しくはこちら

ショールームの設計・デザインで押さえるべきポイントとは

「何のために設置するのか」という目的に沿ったショールームを実現するために、設計・空間デザインを考えるにあたって押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

ポイント1.お客さまに「どんな振る舞いをしてもらいたいのか」を考える

まずはショールームの設置目的を整理し、その目的が達成された先で「お客さまにどのような振る舞いをしてもらいたいか」「どのような状態になってもらいたいか」を考えましょう。

例えば「サービス体験の提供」を目的としている場合でも、「体験を経て、商談に進んでもらいたい」「体験によってブランドに対するポジティブな印象を持ってもらいたい」といった目指す状態によって、工夫できるポイントは異なります。

ポイント2.展示空間の特性を踏まえたうえで、見学動線を考える

ポイント1.で検討した目的と目指す状態を実現するために、いよいよ設計や空間デザインを検討します。

基本となるのは、人間工学にもとづいた、お客さまや従業員が自然な動き・状態で使えるような設計の検討です。(例:段差のない十分な広さの自動ドアを設置する、気軽に入りやすく落ち着いて過ごせる広い空間をつくる、など)

これらの基本を押さえた上で、「お客さまにどのような状態になってもらいたいか」からお客さまの見学動線を考え、全体のデザインを形づくっていきます。

例)

【設置目的】
「企業の信頼」「品質の高さ」「最先端の技術」を感じてもらうこと

【設計・デザインの工夫】
動線を「新製品 → 従来製品 → 旧製品」と計画。新旧の幅を見せることで、「信頼」につながる頑強な企業基盤を発信する。また吹き抜け部分に世界最高峰の「電動のマンモス金庫扉」を設置し、高い技術力と品質を象徴的に見せる。

ポイント3.デザインは具体的な参考画像を持ち寄って検討する

設計・デザインを検討するにあたっては、メンバーどうしでイメージを共有し合って認識の齟齬を防ぐことが重要です。参考画像を持ち寄り、視覚的にイメージのすり合わせを行うのが望ましいでしょう。

補足:企画から施工まで多くのコストがかかるけれど?

ショールームの設置を検討するにあたり、コスト面を懸念される方も多いのではないでしょうか。実際に、ショールームの企画から設計・デザイン、空間づくり、管理までを行うにあたっては、展示会やイベントを活用するケースと比べて多くの時間的、金銭的コストがかかります。

しかし自社の “情報発信の拠点” として空間づくりを行い、企業の特徴や思いを表現しメッセージとして届けることは、よりお客さまの印象に残る体験を提供することにつながり得ます。また展示会やイベントの会期に囚われることなく、常にお客さまとの接点を維持できるなど、中長期的なメリットもあるでしょう。

ショールームの企画・設計・施工・運営はフジヤへご依頼ください

ショールームは、展示会やイベントへの出展と異なり、お客さまとの接点を持つための場として中長期的に活用できるものです。

ブランディングやプロモーションを強化しより効果的な営業活動につなげるために、魅力的なショールームで製品・サービスが持つ世界観やアイデンティティまで表現してお客さまに届けてみませんか?

株式会社フジヤは、多様な企業のショールームの企画からデザイン、設計、施工、演出までを手がけてきた空間演出のプロとして、製品・サービスの魅力を伝える拠点づくりをサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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